本文
北千葉取水場から北千葉浄水場へ水を送る管(導水管)は、長期間使用しているため更新が必要となっています。
水を止めての工事ができないため、新たに導水管を作っています。
新しい導水管を入れるトンネルは、固く安定した地盤が広がる地下約40mのところを浄水場から取水場に向かってシールドマシンで掘り進めていきます。
導水管トンネル築造に伴うシールド工事では、地盤のゆるみを防止するためのさまざまな対策を実施しており、安全施工に努めています。
掘削によって生じたセグメントと地盤の隙間には、掘削と同時にシールドマシンの注入管から裏込め材を充填して、地盤沈下や構造物などへの影響を防止しています。
※裏込め材:主材に硬化時間等を調整する材料を混合したもので、15秒程度で固まる
シールドマシンの圧力センサー(切羽水圧センサー)によって地盤の圧力と泥水の圧力を監視し、バランスを保ちながら掘削することで地盤沈下や構造物などへの影響を防止しています。
シールドマシンが通過する地表面に観測点(概ね20mに1箇所)を設けて、地表面に異常がないか定期的に高さを計測しています。
シールドマシンが通過するときは、1日に1回以上計測を行っています。
これまでの観測では地表面に
異常はありません。
2022年6月30日現在
シールドマシンのいま(6月30日現在)
発進立坑用の鋼製セグメントの上に、圧入桁を設置したところ
(令和2年2月)
発進立坑は、掘削と鋼製セグメントの圧入を繰り返しながら掘り進めます
(令和2年5月)
直径約13m深さ約55mの発進立坑の完成
(令和2年10月)
発進立坑にシールドマシンを設置したところ
(令和3年1月)
発進立坑付近の工事状況
トンネル中間付近の
工事状況
トンネル先端の
工事状況
(令和4年3月)
到達立坑の掘削状況
(令和4年3月)
到達立坑の掘削状況
(令和4年3月)
到達立坑の掘削状況
(令和4年3月)